私立中学への受験を考えているお子様は、すでに小学1年生から色々とリサーチし、進学塾(サピックスやグノーブル等)に入塾する為の塾、などに通っていらっしゃる方もいると思います。
今回ご紹介するのは「中学受験をしない公立の中学校に行く子供の塾」についてです。
うちは受験は考えていなく、また勉強の習慣をつけることは、年中から学研に通わせていたので問題はなかったのですが、じゃあ、このままずっと学研でよいのか?という疑問は漠然と3年生くらいから思っていました。
また、その頃、近所の高学年をもつママ友からは、
「5年生から算数がぐっと難しくなって学校が嫌になってきている」
「高学年になると、放課後遊ぶ友達が習い事や塾でいそがしく時間があわない」
などの声を聞いて、このままでいいのかな、と思ったものです。
塾に行き始めたきっかけ
まずは、高校受験を意識したことが始まりでした。
まだ息子は小学生ですが、中学に入ったときに授業についていけるだけの基礎、応用、発展まで身につけておきたいと思いました。
そして、息子はやりたいことがハッキリしていたので、高校受験を考えたときに行きたい分野の高校がありました。
まずは「将来やりたいことにつながる高校に合格すること!」を目的として親子で話し合い、その高校の合格実績のある塾に行くことに決めました。
塾に通い始めた時期
小学校5年生になる前の3月の春期講習からです。
その前に学研に通いながら、小学校4年生の冬期講習に試しに行き、先生や塾の雰囲気が息子に合うか確認してきました。
レベルが合っているか、塾にきている子供達の雰囲気、先生との相性など、
入ってから辞めたりすることは時間のロスや本人の塾に対するモチベーションも下がってしまうので、入塾前に見極めたかったからです。
本人がここで大丈夫とのことなら、入塾テストを受けて春期講習から新学年としてスタートをすることにしました。
塾の料金・内容
教科:国語・算数・理科・社会・英語
一か月の授業料 | 週2回 | 約14,500円 |
春期・冬期講習 | 6日間 | 約11,500円 |
夏期講習 | 14日間 | 約22,000円 |
基本は1日2時間(算数・理科もしくは国語・社会)で週2日
毎回10分ほどの英語の時間もあります。
英語は年長から英語教室に行っていたため、英語の時間が10分でも気にならなかったです。
うちが選んだ塾は個別指導や少人数制ではなく、一クラス10人くらいです。
毎回、国語では漢字の小テスト、算数は計算の小テストを行い、80点以下だと追試となるそうです。
また塾との親の面談も年3回あり、その時に小テストの結果を表にしてもらいます。
塾のテキストはこの種類を使っています。
習ってよかったこと・できるようになったこと
学校の授業の先取りになるように春期講習からその学年の勉強がスタートすること
進級前から先取りすることで、学校の授業は復習として確認になるので理解度が深まります。
毎回小テストを行うことで、漢字を覚え、計算も強くなる
漢字においては、漢字検定準備として取り組んでいるので、学年の最後の検定試験で漢字検定を受けます。計算も毎回行うことで、問題慣れをしてスピードが速くなります。
実際に塾で使っている漢字検定用の練習問題です。
【5年生】
【6年生】
学校で行う基礎を教えつつ、発展の問題も取り組む
基礎がわかった上での、発展問題は学校ではあまりやらないと思います。
発展問題への考え方などをしっかり解説してくれるので、応用がききやすくなります。
交友関係が広がる
これはどの習いごとにもいえますが、クラス以外の違う学校で同学年の子、
もっといえば同じレベルの子とは話をしていても気が合う子が多いようです。
「このテストどんな勉強の仕方してるー?」と聞きあったり、
参考になったり、親近感もわきやすいようです。
学校の宿題以外での勉強時間が増える
学研時代は普段学校の宿題の他に、学研の教材を一日2ページずつ国語、算数をやっていました。
塾は宿題として、練習問題をしてくるものと、理科・社会においては次の授業でその単元のテストがあることもあり「復習をしてくる」という宿題があります。
ただ、覚えるといっても読んでるだけでは覚えないので、うちは緑マーカーに赤の下敷きで太文字を隠して、ノートに書きだす、ということを復習としてテストに備えていました。
道徳面の指導をしてくれる
忘れ物も1回目は注意ですが、何回かあれば厳しく指導されます。
ただし、勉強面で出来ないから怒られることはありません。
勉強に取り組む姿勢など、周りに迷惑がかかることがあれば退塾させられる子もいました。
厳しいだけでなく、出来たときは褒めてくれるので、子供達も先生の厳しさと優しさを感じています。
デメリット
入塾テストがある
一定の基準を満たしていないと入れない塾もあります。
ただ、その子によって理解度が変わってくるので、線を引いてくれることにより、子供自身も難しい塾に入ってしまって塾についていくことが大変という思いをせずに行けるのかもしれません。
こんなお子様にむいているかも?
家庭学習ができる(予習・復習)
塾だけ行っていればよいわけではなく、塾も「宿題」がでます。
また小テストも頻繁にある塾も多いので、自ずと家庭での勉強する時間は必須となります。
学校の宿題だけで精一杯と思う子は、プラス塾の宿題まであることで嫌になってしまうかもしれません。
そういう子には、学研やチャレンジなど負担にならず自分のペースで出来るものがおススメです。
自主的に勉強が難しい子
上に書いてあることとは逆ですが、子供も十人十色。
進んで学習する子は3割いればいい方ではないでしょうか。
自主的に勉強する「理由」となるのが塾だと思います。半分強制にはなりますが、しないといけない環境に身を置くのも塾。
塾に通うことにより、勉強せざるを得ないという状態を作った方がやる子もいます。
勉強に対して負けず嫌い、競争心がある子
きっと負けず嫌いな子というのは、勉強だけでなく何事にもそうかもしれません。
周りがどうだったか、自分が自身のある教科であるほど、友達の方が点数が良い場合
「なにくそ根性」のようなものが原動力となり、次こそは!と、言われなくても勉強する子もいます。
まとめ
今回はうちの「中学受験をしない子」が実際に通っている塾についてのことでしたが、
塾といっても色んな塾があります。
進学塾、個別塾、集団塾、そして家庭教師、、
など、その子がどの塾に合っているか。
まずそこを一緒に見極めていくことが大切だと思います。
塾にいかせる時期もうちは4年生から行かせたいという主人の意見と、4年までは学研でいいと思うという意見が分かれました。
どちらが良かったかはまだわかりませんが、友達と遊ぶ時間も大切にしてほしいと思ったので、
うちは5年生から塾と決めた理由です。
そして入ったことで成績が伸びるのか、も大事な塾選びのポイントです。
そこが伸びなかった場合はせっかくお金をかけても意味がないものとなってしまいます。
また出会えた先生で本人のやる気や勉強への姿勢が変わることもあるので、塾がそのきっかけとなることもあります。
学力だけの世界ではないですが、やりたい道にいける選択が、勉強を頑張ることにつながるのでサポートしていきたいと思っています。
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