42年ぶりにうまい棒が値上げになるという話題になっていましたが、2022年は様々な食品が値上げになることになりました。
いつから何があがるか、またその理由がわかるものを一覧にまとめましたので、お買い物をする際の参考にお役立てください。
食品価格が高騰する3つの要因
物不足
新型コロナの影響で、一時の落ち着いたタイミングなどで世界的に景気が回復し、生産や物流が追いつかないような状況が生まれました。
先に需要が立ち上がって、商品の供給は遅れて立ち上がる。
このことで物不足が起きることになります。
そして、農業も2020年、2021年と世界的に活動が抑えられてきました。
いざ経済が回復しようとしたら農作物の数が足りなくなり、小麦粉、油からコーヒーまで農作物の価格が世界的に上昇します。
原油高
昨年から続いているガソリンの値上がり、これは日本だけでなく、世界的に石油の需給がひっ迫しています。産油国が必要以上に石油の供給を絞っている為です。
円安
2021の1月1ドル=104円だった為替相場は、2022年1月には1ドル=115円まで10円以上も円安になっています。
ということは、海外から買う物の価格が為替の影響だけで10%値上がりしたことになります。
2022年1月に値上げになる食品
パン製品 | 山崎製パン、フジパン、 敷島製パン | 小麦など原料の価格アップにより、一部のパン製品を値上げ |
小麦後・ パスタ | 日清フーズ、ニップン、 昭和産業 | 輸入小麦の価格アップ |
ポテトチップス | カルビー | ポテトを原料とする商品 ばれいしょなど原料の価格アップにより、 一部商品を値上げ |
コーヒー | ネスレ日本 | コーヒー生豆相場の高騰や為替で円安が続いている為 |
プロセスチーズ | 雪印メグミルク | 原材料価格や輸送費、包装資材費などが高騰 |
小麦粉が値上げになったことによって、小麦粉を使う食品もおのずと上がります。
パンやパスタ、は主食で食べる機会も多く、家計にダイレクトに響いてきそうですね。
山崎パンのように、アマゾンを調べてみるとスーパーよりも安く買えるものもあるので、
お得です。
2022年2月に値上げになる食品
冷凍食品 | 味の素冷凍食品・ニッスイ・マルハニチロ | 原材料価格、エネルギー費、物流コストアップにより一部商品を値上げ |
ジャム | アヲハタ | 原料価格アップによりジャムやホイップ製品など一部商品値上げ |
醤油・豆乳等 | キッコーマン | 大豆価格や物流コストアップ |
食用油 | Jーオイルミルズ | 菜種の産地の北米で天候不良から生産量が減少し、さらなる価格の上昇が見込まれることなどが理由 |
ポテトチップス | 湖池屋 | ポテトを原料とする商品 ばれいしょなど原料の価格アップにより、一部商品を値上げ |
ハム・ソーセージ | (日本ハム) | ハム・ソーや加工食品の主原料をはじめ小麦、食用油の値上がり、昨年後半以降の各主原料の国際的需要拡大の影響、その他エネルギーコスト、物流費増加などが影響 |
ちくわなど魚肉加工品 | ニッスイ・紀文 | 中国や欧米での需要増に伴う原材料価格の高止まりに加え、原油高による物流費高騰が続いているため |
インスタントコーヒー | キーコーヒー | コーヒー豆の相場の高騰 |
ポテトを原料とするじゃがりこサラダは価格は変わりませんが、内容量が60gから3g少ない57gになるそうです。
これも実質的値上げになりますね。
2022年3月に値上げになる食品
マヨネーズ・ ドレッシング等 | 味の素・キユーピー | 食用油の原料である大豆や菜種の価格アップにより、 一部商品値上げ |
マヨネーズは2021年7月にも主原料、食用油の価格高騰で値上げをしています。
なので、また?という声も多いですね。
2020年後半から食用油の原料穀物の国際価格は、主産地の天候不順による減産の懸念、中国をはじめとした世界的な需要拡大を背景に、急激に上昇していることが2021年のマヨネーズの値上げの理由になります。
【参考】
キユーピーマヨネーズ 450g(税込価格)
改定前 | 改定後 | |
2021 | 378円 | 402円 |
2022 | 402円 | 436円 |
2022年4月に値上げになる食品
冷凍食品 | テーブルマーク | 原料、エネルギー費、物流コストアップにより一部商品を値上げ |
ハム・ソーセージ | 伊藤ハム・丸大食品 | 原料となる豚肉や牛肉などの仕入れ価格が高騰していることに加えて、輸送費なども上昇しているため |
チルド麺 | 日清食品チルド・シマダヤ | 原材料価格や包装資材、物流、エネルギーコスト、為替の円安など製造原価の高騰 |
冷凍麺製品 | 日清食品冷凍 | 主原料である小麦の価格が大幅に高騰している |
醤油 | ヤマサ醤油 | 原材料の大豆や小麦の取り引き価格が上昇していることに加え、原油高の影響などで物流費が上がり |
ウイスキー | サントリー | 原材料価格が高騰 |
2022年6月に値上げになる食品
カップ麺 | 日清食品 | 麺に使う輸入小麦の価格が高騰しているほか、容器・包装代や物流コストも 上昇しているため |
先日発表された3年ぶりとなるカップヌードルの値上げとなることが決まりました。
カップヌードルの希望小売価格(税別)はこれまでの193円→214円に値上げとなります。
現在はアマゾンが1個170円で買えるようですね。
楽天でまとめ買いだと約167円 備蓄としても役立ちますね。
まとめ
連日値上げのニュースが入り、これからも値上げる予定のものも増えてくると思います。
2022年は値上げのラッシュと言われる年になります。
今回は食品について取り上げましたが、その他公共料金、日用品、医療費など様々のものがあがるので、消費者として無駄が今まであったかを見直すいい機会かもしれません。
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