「限りなく黒に近いグレーな心理術」

エッセイ

今回私が紹介するのはメンタリストのDaigoさん著書の限りなく黒に近いグレーな心理術です。本当にこんなこと書いていいのかと思うような内容もある心理学の本です。

本のあらすじ

メンタリストのDaigoさん。学生時代から独特な感性を持ち、メンタリストという新しい仕事のカテゴリーを生み出し、自ら仕事を見つけて現在は多くの人に知られるメンタリストとして知られています。そんなDaigoさんですが、これまでテレビやユーチューブなどといったさまざまなコンテンツで活躍してきましたが、実は本も出しているのです。お金に関わる本や仕事を円滑に進めるための本など、さまざまな観点からメンタリズムを用いて本を執筆してきましたが、今回は限りなく黒に近いグレーな心理術ということで、少々過激な内容となっています。おおよその内容としては、相手の心理をうまく利用して商談を自分の思うがままに進めていくビジネスマン、相手の心の裏をかいて自分の買わせたいものを買わせる店員、合コンで男性の心を見事につかむ女性の話など、盛りだくさんとなっています。ストーリー形式となっているため読みやすく、印象に残りやすい作品となっています。

本から学んだこと

とにもかくにも相手とのコミュニケーションのとりかたに尽きると思います。ストーリー形式に話が小分けされていて、多くの話を読みましたがどれをとっても日常生活でよくある事象であるため、すぐに実践することができると感じました。一番勉強になったことは、グレーな心理術というと相手を騙しているようにも聞こえますが、それを感じさせないように話を進めていくことが大事だということです。自分の利益を最優先するのではなく、相手にも確かな利益があるように思わせることが大事だとわかりました。

本を読んで、今後参考にしたいこと・役立てたいこと

この本ではさまざまなシチュエーションでの話がまとめられていますが、どのシチュエーションでも応用がきくと思います。とにもかくにも相手をいかに自分の思った通りに誘導し、それでかつ相手に損をさせない、むしろ感謝されるようなコミュニケーションをとっていきたいと思います。そのためには最終的な自分の目的を明確にし、かつ相手にとっても魅力的に感じられるようなコンテンツを提供できるような工夫が必要であると感じました。

本の感想

全体として話が短編集のようになっているので、一度に読む必要がなく、無理なく自分のペースで読み続けることができました。それだけでなく全て実際の日常で起こりうる内容であるため、頭に残りやすいというのが一番良かったところだと思います。

本のイマイチだったところ

Daigoさんの感性は独特で、私にはない考えがあるため、参考になる部分も多いのですが、その反面Daigoさんは社会人としての経験がないため、そういった点で感覚のズレを感じました。勉強にはなりましたが、すべてを受け入れることは難しいかと思いました。

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