「名のないシシャ」のあらすじと読んで感じたこと

小説

今回私が紹介する本は山田悠介の名のないシシャという本です。
山田悠介はホラー小説で有名な作家ですがそのイメージが壊された一冊です。

本のあらすじ


『死までの時間』がわかり、命を与える特別な力をもつ『シシャ』という存在の少年がいました。
シシャは人間に3年の命を与えることができますが、命をすべて与えた瞬間に消えてしまいます。
少年は命を人間に与えることなく50年生きていました。
彼には名前がなく、永遠に姿は少年のままでした。
ある日、人間の少女・玖美と出会い、”テク”という名前をもらい、また、テクとは別にほかのシシャも存在しており、彼らも自分たちの運命を変える人との出会いを果たしていました。

テクは玖美との出会いから少しずつ変わってきました。
喜びや悲しみといった感情を知り、また玖美に好意を寄せるようになっていました。
ほかのシシャたちもそれぞれの人生を歩んでいく中で人間と同じような感情が芽生えつつありました。しかし、テクは永遠に大人になることはできず、成長していく玖美と距離が離れていきました。
しかし、玖美には避けられない別れが迫っていきます。
シシャたちは本当に自分の命をささげてもよいと思える人間に出会えることはできるのか、また、命の大切さについて考えさせられる物語です。

本から学んだこと


この本は「周りの人の存在・命の大切さ」について学ぶことができた本だったと思います。
私は日々どれだけ命について考えながら生きているのか、もし明日私が死ぬ運命なら、もし私の身近な人がもうすぐ死んだらなんて考えながら生活している人は少ないのと思います。

しかし、人はいつ死ぬのかわからないし、自分の差の先の運命も知りません。
ですが、この本は周りの人の存在の大きさや、命の大切さについて考えさせられ、またシシャたちを通して自分自身も学ぶことができます。

本を読んで、今後参考にしたいこと・役立てたいこと


本を読んで、私は自分には多くの大切な存在がいることを知りました。
また、その人たちや自分たちはいつ死ぬのかわからない状態で生きています。
だからこそ、私たちは毎日を悔いのないように生きらければならない、また、自分の大切な人に対しても、今日もしその人たちがいなくなっても「この人にこうしておけばよかった」と後残りがないように接していかなければなりません。
自分の中ではわかってはいても忘れてしまいがちなことですが、この本を読んでもう一度細切なことに気づくことができました。

本の感想


最初はホラー小説で有名な作家だったことから少し怖いのかなと思っていたが全くそんなことはなく、とても読みやすく、面白かったです。
また、シシャたちが人間のように成長していく姿などが細かい表現から伝わってきてさすがだと思いました。

本のイマイチだったところ


最初はホラー小説で有名な作家だったことから少し怖いのかなと思っていたが全くそんなことはなく、とても読みやすく、面白かったです。
また、シシャたちが人間のように成長していく姿などが細かい表現から伝わってきてさすがだと思いました。

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